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屋根塗装でDIYをお勧めできない3つの致命的な理由とは?

屋根塗装でDIYをお勧めできない3つの致命的な理由とは?
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執筆者:ペイントセレクト編集長

塗装業界での長年の工事経験を元に、外壁塗装に関するお役立ち情報を発信中。読者様に正しい情報を届け、塗装に満足してもらうのが私の使命です。

 

屋根塗装にDIYはどうなんだろう、と迷う方は意外と多いようです。

 

持ち家の塗装にはお金がかかることを考えると、どうにかして安くすませられないかな、と思う方たちが多いのも頷けます。しかし、屋根塗装をDIYするのはお勧めできません

 

特に安全性、所要時間、手間を考慮に入れると、費用を抑えられてもDIYをお勧めできないのです。

 

この記事では屋根塗装のDIYがお勧めできない理由について詳しく解説いたします。自分で屋根塗装しようかな、と考えていらっしゃる方必見です。どうぞ最後までお付き合いください。

屋根塗装でDIYをお勧めしない理由とは?

屋根塗装のDIYはお勧めできません。

 

屋根塗装のDIYをお勧めできない3つの致命的な理由とは何でしょうか。それは以下の通りです。

 

  1. 安全性の観点からすると危険すぎるため
  2. プロに頼む場合と比較して所要時間がかかりすぎるため
  3. 自分でするにはあまりにも手間がかかり、品質担保の難しい作業であるため

 

「危険って言っても気をつければ大丈夫でしょ」


「プロよりは時間がかかるのは承知の上だ。多少時間が要るのは仕方ない」


「手間がかかっても、自分で塗装したほうがお得だ」

 

そうお考えなら、ぜひこの記事を最後までお読みください。その上で、DIYで屋根塗装をするかどうかを再検討なさることをお勧めいたします。

 

屋根塗装でDIYをお勧めできない理由1.安全性

屋根塗装のDIYをお勧めできない理由の最大の要素は、危険すぎるからです。その危険性は、「気をつければ大丈夫」といったレベルの範疇を越えています。

 

なぜなら、プロの職人さんでも、毎年屋根塗装中の事故によって命を落としたりケガをしたりしているからです。

 

厚生労働省の統計には、次のようなデータが載っています。

 

死傷者数

平成21年度

5,558人

平成22年度

5,408人

平成23年度

5,790人

平成24年度

8,020人

平成25年度

5,983人

平成26年度

8,077 人

平成27年度

7,828人

平成28年度

5,184人

平成29年度

5,163人

平成30年度

5,154人

 

厚生労働省 職場のあんぜんサイト より


これは、建設業における墜落・転落による死傷者の人数のデータです。
そして、この死傷者はすべてプロの職人さんです。

 

このように、プロの職人さんでも事故は起きうる可能性が多分にあるのです。

 

年齢別でみると、40代から50代の職人さんの死傷者が4割を占めます。働き盛りで経験値も積んだ職人さんたちが、落下事故でケガをしたり亡くなったりしているのです。

 

仮に、40歳の職人さんが落下事故で亡くなったとします。その人が20歳から塗装業界で働いてきたと想定しましょう。

 

1日8時間、週5日勤務で、年末年始や夏休み、祝日の休暇を除くと、だいたい年に1880時間、塗装業をしていることになります。

 

これを20歳から40歳まで20年間続けていたと仮定すると、37,600時間を塗装業に費やしたベテランでも落下事故で亡くなるのだ、という教訓が引き出せるのです。

 

ですから、安全面を考えますと、屋根塗装のDIYは決してお勧めできません。

 

屋根塗装でDIYをお勧めできない理由2.所要時間

次に、DIYでの屋根塗装をお勧めできない理由の2つ目を取り上げましょう。それは、あまりにも時間がかかりすぎるという点です。

 

業者に頼めば1週間から10日で終わる屋根塗装ですが、素人がやろうとすると、休日しか作業できないことをふまえますと、だいたい3カ月はかかるでしょう。

 

外壁塗装において、下塗り、中塗り、上塗りと3回塗装するのは必須です。

 

なぜ3回塗りが基本なのかについては以下の記事をご覧ください。

 

 

そして、それぞれの塗りが乾くまで、しっかりと乾燥時間を取らなければなりません。ですから、下塗りに1日、中塗りに1日、上塗りに1日が必要です。

 

さらに、梅雨の時期など、雨が降っていては作業ができませんから、その分作業できる日数は先に延びていきます。

 

プロに頼んだ場合、多く見積もっても2週間あれば済むことですから、DIYは業者に頼む場合と比べると6倍もの時間がかかるというわけです。

 

これは果たしてお得と言えるのでしょうか。

屋根塗装でDIYをお勧めできない理由3.手間による品質担保の難しさ


屋根塗装でDIYをお勧めできない最後の理由は、手間がかかり品質担保が難しくなることです。

 

養生(塗料がほかの部分にかからないように周りのものにシートをかぶせること)や高圧洗浄は1人でもできます。

 

コーキングなどの下地処理や実際の塗装は、プロでも2~3人がかりでする作業です。

 

これを一人でしようとしたら2~3人分を自分一人で行わなければならないということになります。

 

先ほどの項目で述べましたように、塗装は3回塗りが基本です。基本というのは例外的に2回で済ませても構わない場合があるという意味ではありません。

 

むしろ、下塗りを2回して計4回塗りするケースもありますから、3回以上は塗る、という意味です。

 

DIYでは手間・ひま・塗料代を浮かせるために2回塗りしかしない、という方もいますが、これは大きな間違いです。

 

なぜなら、外壁塗装や屋根塗装の目的は、見た目を良くすること以上に、建物の耐久性をアップさせることにあるからです。

 

3回塗りを2回に抑えてしまいますと、塗料がはがれやすくなり、耐久性が落ちます。

 

耐久性が落ちると雨水などが浸入しやすくなり、建物の劣化が進みます。

 

塗装の手抜きを原因とする劣化で、次の外壁塗装までの期間が短くなるだけならまだしも、劣化具合によっては建て替えまで必要になってしまうかもしれません。

 

また、足場を組むことはDIYではできないことですので、足場だけはどうしても業者に頼むことになります。

 

このように、手間がかかるゆえに、品質を担保することが難しくなってしまうのが屋根塗装のDIYの実態なのです。

 

以上の点を考えますと、屋根塗装のDIYをお勧めできない理由がお分かりいただけたかと思います。

 

それでも屋根塗装をDIYしたい場合はどうする?かかる費用は?

これまで説明してきたことを考えても、「それでも私はDIYで屋根塗装をする」と決めた方のために、どうすればよいかをこれから書いていきます。

 

まず、屋根塗装でDIYをする際に揃えるべきグッズとその値段をご説明します。

 

次に、安全性に気をつけるために必要な、安全帯、ヘルメット、安全靴について解説していきます。

 

屋根塗装をDIYでする方は参考にしてみてくださいね。

 

屋根塗装をDIYするときに揃えるもの一覧

DIYで屋根塗装をするからには、揃えなければいけない道具とは具体的に何でしょうか。下記に表にまとめてみました。

 

屋根塗装のDIYにかかる総費用は147,150円~465,500円程になりますどんな道具を揃えるかによってこの振り幅が出てしまいます。

 

道具

価格

留意点

ローラー

500円前後

塗りやすい中毛

ローラー

がオススメ

ハケ

150~

3,000円

ある程度の品質の

ものを選ぶと良い

高圧洗浄機

10,000~

100,000円

出力は家庭用

でオーケー

コーキング・

シーリング用品

1,000~

3,000円

トタン屋根など穴

ができやすい

屋根には必須

ワイヤーブラシ

ヤスリ

サンダー

ヘラ

500(ヤスリ)

150,000円

(サンダー)

サビ落としの道具

マスキングテープ

ポリシート

25,000円

養生のための道具

タスペーサー

6,000~

10,000円

屋根と屋根の

隙間に挟むもの

安全帯

10,000円

後述します

ヘルメット

10,000円

後述します

安全靴

4,000円

後述します

 

塗料の参考価格は以下の通りです。

 

下塗り

塗料

30,000~

50,000円

シーラー

がお勧め

中・上塗り

塗料

50,000~

100,000円

シリコン系塗料・

ラジカル塗料

がお勧め

 

塗料は、安価なアクリルを選んでしまうと、耐用年数が短いので、コストパフォーマンスに優れたシリコン系塗料がオススメです。

 

シリコンが人気である理由について詳しくは、以下の記事ををご覧ください。

 

参考記事:外壁塗装の種類別塗料人気ランキング!あなたにおすすめしたいのはこれ!

 

安全性に気をつけよう1.安全帯

安全帯はぜひとも使っていただきたい道具です。プロも、安全帯の装備が不十分であったことが原因でケガをしています

 

。素人であればなおさら装備して頂きたい安全グッズです。

 

安全帯は、ベルトのように腰に巻くか肩にもがっちり通すかして身に着け、万が一足を滑らせて落下した時にも体を宙に吊り下げて地面へ衝突するのを防ぐための道具です。

 

安全帯には胴ベルトタイプと、肩や股にも通すフルハーネスタイプとがあります。日本ではどちらも使用されていますが、欧米ではフルハーネスタイプしか認められていません。

 

胴ベルトタイプは、落下時のショックを全て腹部が受けてしまうため、内臓を損傷する可能性があるからです。

 

この点は、人体実験を行うことが倫理的理由から不可能なため、可能性の域を出ません。

 

しかし、腹部で全てのショックを受ける場合に比べて、ショックを受ける部位を広げ1ヵ所にショックがかかりすぎないようにするフルハーネスタイプのほうが体に優しいことは、論理的に考えて妥当であるといえるでしょう。

 

それで、できればフルハーネスタイプの安全帯をつけることをおすすめいたします。

 

安全性に気をつけよう2.ヘルメット

建築・塗装業界ではヘルメットをすることは必須です。

 

プロでも必ずヘルメットをしなければいけないのですから、素人ならなおさら着用の必要があります。

 

昔の日本では、原動機付自転車に乗る際に、ヘルメットの着用は義務付けられてはいませんでした。

 

しかし、今ではノーヘルメットでの運転は禁止されています。安全性を考えてそうなったわけです。

 

建設・塗装現場でも同じ事です。万が一の事態に備えてヘルメットは着用しましょう。それがあなたの命を守る可能性を高くするからです。

 

安全性に気をつけよう3.安全靴

戸建て住宅の屋根は、平たいタイプのものよりも、傾斜の付いたタイプのものが多く存在します。

 

普通のスニーカーですと、滑って屋根から転落してしまう危険性が大きいので、安全靴を履きましょう。安全靴は滑りにくい造りになっているからです。

 

また、夏場の屋根は高温になりますので、夏に屋根塗装をDIYでしようとお考えなら、熱に強いタイプの安全靴を選ぶことをお勧めいたします。

 

結局、トータルで考えるとプロに任せるのがベスト

結局、屋根塗装に関するベストな選択肢は、プロに任せることです。なぜそう言えるのでしょうか。

 

この記事で書いてきましたように、DIYで屋根塗装をするとしても、足場は業者に頼まなければいけないことを加味しますと、40万円くらいはかかってしまうのです。

 

業者に頼む場合、屋根塗装の相場は40~60万円と言われています。DIYで屋根塗装することにした場合、本当にお得と言えるでしょうか。

 

自分で道具を買いそろえにホームセンターに行くことから始まり、数ヶ月にわたって休日返上で屋根の上で作業しなければいけないのです。

 

さらに、誰でも上手に屋根塗装ができるのなら、業者に頼む人はいなくなるでしょうが、実際は業者に頼む人のほうが多いわけです。

 

仕上がりがプロのほうが出来がよいのは言うまでもありません。

 

ですから、問題点は、業者に頼むか自分でするか、ということよりも、良い業者をどう選ぶか、という点にあるのです。

 

この点で、関西地方にお住まいの方には良い情報があります。

 

ペイントセレクトなら、悪質業者につかまることなく、あなたのご要望にあった屋根塗装の業者を紹介できるのです。ぜひご検討ください。

 

まとめ:屋根塗装はプロに相談しよう

ここまでで、安全性・所要時間・かかる手間という3つの致命的な理由を考えますと、屋根塗装をDIYで行うのは決してお勧めできない、ということについてご説明してきました。

 

プロでも年間数千人の死傷者が出ている点、プロが10日前後で行うことを素人がすると数カ月かかる点、屋根塗装は3回塗りが基本なので手抜きはできない点を述べました。

 

ただ、それでも、屋根塗装をDIYでしたいという方は、ぜひとも安全帯、ヘルメット、安全靴を身に着け、安全性に気をつけて作業してくださいね。

 

そして、先ほども触れましたが、屋根塗装はプロに相談するのがベストです。結局、それが一番の納得できるお得な選択肢になるはずです。

 

関西地方にお住まいでしたら、ペイントセレクトがあなたのお力になれます。

 

 

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