イメージは壮大な海?!ネイビーの外壁塗装のココが魅力!


執筆者:ペイントセレクト編集長
塗装業界での長年の工事経験を元に、外壁塗装に関するお役立ち情報を発信中。読者様に正しい情報を届け、塗装に満足してもらうのが私の使命です。
深海の色ネイビーは、人をいやす効果のある色です。
壮大な海をまったりと泳ぐことができたら、気持ちいいでしょうね。
外壁にネイビーを使うのは、落ち着いた印象を与えることができ、近所の人から好感を持ってもらえる可能性が大きいので、おすすめです。
この記事では
●外壁塗装をネイビーにするメリット
●外壁塗装をネイビーにするデメリット
●ネイビーの外壁塗装に合う配色
について解説していきます。
ネイビーにひかれているあなたに読んでほしい記事です!
もくじ
ネイビーを選ぶ理由はコレ!ネイビーの外壁のメリット
ネイビーの外壁塗装にすることには、いくつものメリットがあります。
さわやかで上品な印象を与えますし、鎮静効果もあります。
また、多くの人から愛される定番カラーでもあります。
ネイビーが連想させる言葉としては、深遠、沈静、希望といったものが挙げられます。
プラスのイメージといえますね。
黒や原色の赤などは、上手に使わないとマイナスの印象を与えてしまいますが、ネイビーでしたら家の外壁塗装としてもマイナスイメージになることはあまりないでしょう。
また、ネイビーは、流氷を表現する配色の一部として冬を連想させることもあれば、真夏の海を連想させることもあります。
つまり、1年を通じて季節にマッチする色なのです。
では、具体的にネイビーの外壁塗装のメリットについて見ていきましょう。
- さわやかで上品なイメージ
- リラックス効果
- 多くの人に好かれる
です。
ネイビーを選ぶ理由はコレ!①さわやかで上品なイメージ
ロイヤルブルーという言葉をお聞きになったことが、きっとあるでしょう。
イギリス王室の方たちがお召しになっている青のことです。
ネイビーはロイヤルブルーとは厳密には違いますが、とても似た色です。
ネイビーには、品の良さを感じさせる力があるのです。
また、ネイビーはさわやかさを感じさせる色でもあります。
もともと青系の色にはさわやかな印象を与える働きがあります。
青と白との組み合わせは最高にさわやかさを感じさせるといわれており、歯みがき粉のデザインにこの配色が多く使われているのはそのためです。
ですから、ネイビーの外壁はとても良いイメージを発信しているのです。
家の外壁が上品でさわやかなネイビーなら、毎日帰宅するのが楽しみになりますね。
ネイビーを選ぶ理由はコレ!②リラックス効果
すでに述べましたように、ネイビーには鎮静効果があります。
ネイビーには副交感神経を優位にする働きがあるからです。
青い壁の室内にいるときと赤い壁の室内にいるときとで、血圧が違うという検証もされています。
青い部屋にいるときは血圧が低く、赤い部屋にいるときは血圧が高い、という結果です。
青には鎮静、赤には興奮の効果があるのです。
誰しも、マイホームにいるときにはリラックスしたいと思うのではないでしょうか。
1日の仕事で疲れ切って我が家に帰るときに、安らぎのカラーであるネイビーの家が待っていてくれたら、ホッとするかもしれません。
ストレス社会といわれている現代において、ネイビーの外壁塗装は、安心感を与えることに貢献してくれることでしょう。
ネイビーを選ぶ理由はコレ!③多くの人に好かれる
ネイビーは多くの人から愛される色でもあります。
定番カラーですので、よく学校や会社の制服にも採用されていますね。
トーンが暗めなので目立ちすぎることがない、という点も、人気の理由の一つでしょう。
同じくトーンが暗めでも、黒ですと良くも悪くも目立ってしまい、ご近所の方とトラブルになるケースもあるようです。
その点ネイビーの外壁塗装は、ご近所とのトラブルに発展することは少ないと思われます。
無難な色ですので、多くの人の感性を逆なでする、ということがないのです。
また、黒の外壁塗装は、自治体の景観ガイドラインで制限されて許可がもらえない場合もあります。
しかし、ネイビーはほどよい暗さの色ですので、景観ガイドラインで制限されることはまずないでしょう。
ネイビーの外壁のデメリット!ネイビーのココが残念
そんな、みんなから愛されるネイビーの外壁塗装ですが、デメリットもあります。
もともとが目立たない暗い色なだけに、ネイビーの外壁に付く汚れ、また建物の劣化による色あせが目立ってしまうのです。
また、塗りたてはツヤが悪目立ちする、というデメリットもあります。
ネイビーの塗装をする前にそのデメリットを知っておかないと、思うようにいかなかった、という残念な気持ちが続いてしまいます。
ですから、ネイビーの塗装のデメリットについてはじめから知っておくことは大切です。
そうしていれば、デメリットを防ぐ対処策を講じておくこともできます。
ネイビー外壁のデメリット!①汚れが目立つ
これは、ネイビーだけでなく濃い色や暗い色に共通するデメリットなのですが、汚れが目立ちます。
「え?暗い色は汚れが目立たないんじゃないの?洋服も、濃い色は汚れが目立たないでしょ?」
と思われるかもしれません。
確かに、洋服の場合は暗い色のほうが汚れは目立ちません。
しかし、それは洋服に付く汚れが、暗い色のものが多いからです。
洋服に付きやすい汚れというのは、しょう油やソースなど暗い色のシミ、またケチャップなどの原色の濃い色のシミではないでしょうか。
あるいは、ガーデニングをするときに付く泥汚れかもしれません。
これも暗い色です。
一方、外壁に付く汚れはグレーやベージュ、薄緑などの中間色が多いのです。
砂ぼこり、コケ、カビなどは、ネイビーの暗い色の中で明るく目立ってしまうのです。
これが、ネイビーの外壁塗装のデメリットの一つです。
ネイビー外壁のデメリット!②劣化が目立つ
ネイビーの外壁塗装は、濃い色のため、色あせるとそれが目立ってしまいます。
あせた色というのは白っぽくなる特徴を持っています。
ですから、白っぽい色あせが、ネイビーの外壁の暗いトーンの中で浮かび上がり、目に付いてしまうのです。
あせた色の外壁はとても古びて見えます。
あせたネイビーの外壁では、家の前を通る人に、劣化が実際以上に進んでいるように映ることでしょう。
もちろん、それは家の外観のマイナスイメージにつながります。
汚れや劣化が目立つというのはデメリットですが、これには対処法がありますのでご安心ください。
後の項目で述べていきます。
ネイビー外壁のデメリット!③ツヤが目立つ
ネイビーの塗料は、ツヤが目立つというデメリットも持っています。
ツヤが目立ちすぎると、派手にけばけばしく見えてしまいます。
ネイビーは本来、さわやかで上品なイメージを持っているのに、ツヤがそれをぶち壊してしまうのです。
ツヤがある塗料のほうが、外壁に汚れは付きにくいのは事実です。
そうはいっても、てかてかしてイメージと全く違う外壁では、満足はできないことでしょう。
この、ツヤの問題に関しても対処法はありますので、ご安心ください。
汚れがつきにくく、なおかつツヤが目立たない方法があります。
次の見出しの中で説明していきます。
ネイビー外壁のデメリットはコレで解消!対処法は必ずある!
汚れや劣化やツヤが目立つ、といったネイビーの外壁塗装のデメリットについて見てきました。
でも、心配する必要はありません。ネイビーの塗装の欠点を補ってくれる対処法は存在します!
たとえば、劣化が目立つというデメリットには、シリコンやフッ素など、耐用年数の長い塗料で対処できます。
他にも、ネイビーのデメリットに対処するキーポイントは、塗料の種類です。
ネイビーのデメリットを乗り越えてくれる塗料があるのです。
近年、塗料も進歩してきました。
どんな性質の塗料があるのかを詳しく見ていきましょう。
ネイビー外壁のデメリットはコレで解消!①機能付きの塗料を選ぼう!
汚れが目立つ、というデメリットに関しては、低汚染性・防藻(ぼうそう)・防カビ性の塗料で対処できます。
低汚染性の塗料は、雨が降ると雨水で外壁の汚れをくるみ、雨と一緒に洗い流してくれます。
また、防藻・防カビ性も付いている塗料を選べば、コケやカビを防いでくれます。
金属イオンという抗菌物質が含まれた防藻剤や、光触媒の効果でコケを防ぐ塗料もあります。
光触媒は紫外線が当たるときに活性酸素を作り出し、活性酸素の酸化力でコケやカビを防ぐというものです。
これは20年ほど効果が持続します。
ネイビー外壁のデメリットはコレで解消!②ツヤなし塗料を選ぼう!
業者の扱っている塗料の種類によって多少の違いはありますが、多くの塗料にはツヤなしのものが存在します。
こちらが何も指定しなければ、業者はツヤありの塗料を塗布します。
ツヤをなくしたいのであれば、ツヤなしのものを頼みましょう。
ツヤあり、7分ツヤ、5分ツヤ、3分ツヤ、ツヤなし、といった段階に分かれていますが、塗料の種類によっては、もっと段階が限られます。
ツヤなしか3分ツヤを選べば、ネイビーを活かせるマットな仕上がりになります。
ただし、ツヤなしにすると耐用年数が短くなったり、汚れがつきやすくなったりします。
ツヤ消し剤を混ぜることで元の塗料の機能が薄くなるためです。
この点は覚えておきましょう。
おしゃれに決まる!ネイビーの塗装のカラーコーディネート例
この項目では、おしゃれに決まる、ネイビーの外壁塗装に合う色をご紹介します。
ネイビーは濃い色のため、はっきりした色との相性はあまりよくありません。
お互いの色が主張し合ってけんかしてしまうからです。
どうしてもあざやかな色と組み合わせたいのであれば、もう一色のほうは、面積をごくごく少なめにしましょう。
それでは、ネイビーの外壁のカラーコーディネート例を見ていきましょう。
ネイビーのカラーコーディネート例①白と
前に書きましたように、ネイビーと白との組み合わせは、とてもさわやかなイメージを与えます。
希望を連想させるネイビーと、清潔感を連想させる白との配色は、明るくすがすがしい印象をかもし出すのです。
とくに、上の写真のように洋風のデザインの家でしたら、高潔なヨーロッパの貴族を想起させるかもしれません。
秋の良く晴れた日には、水色の空を背景に、ネイビーと白とのツートンカラーが映えることでしょう。
ネイビーのカラーコーディネート例②水色と
出典:積水ハウスの家・夢子さんのお家めぐり日記
参照元URL:http://uchimiru.jugem.jp/?cid=4
ネイビーと水色との配色は、同じ青系の濃淡の組み合わせになりますので、統一感が生まれます。
統一されているものは、安定感と落ち着きを感じさせます。
ネイビーと水色のように、同じ色の、明るさの違いで組み合わせる技法を、「トーン・オン・トーン」といいます。
トーン・オン・トーンの配色は、ビシッと決まります。
センスの良い配色方法の代表的なものといえます。
人が見て、
「ああ、なんとなくしっくりくるなぁ。心地いいなあ」
と思える配色なのです。
クールに決まっていますので、寒色同士の組み合わせのためにやや冷たく見えることも、さほど気にはならないでしょう。
ネイビーのカラーコーディネート例③ブラウンと
ネイビーとブラウンの組み合わせは、色の上級テクニックです。
紳士服のモデルさんが、ネイビーのジャケットにブラウンのマフラーとシューズでコーディネートしているのを、見たことがありませんか?
イタリアでは、ネイビーとブラウンの配色は「アズーロ・エ・マローネ」と呼ばれ、ダンディな男性が愛するものとして定着しています。
外壁塗装でのネイビーとブラウンのツートンカラーは、どっしりとした重厚感をかもし出します。
ネイビーは落ち着きのある色ですし、ブラウンは大地の色で安定感がありますから、両方とも重厚なイメージなのです。
おしゃれ上級の、どっしりした雰囲気に挑戦するなら、ネイビーとブラウンの配色はおすすめです。
ネイビーのカラーコーディネート例④黄色と
出典:ハウスイズム建築設計事務所
参照元URL:https://is.gd/KveQ3a
さらに上級のテクニックは、ネイビーと黄色の配色です。
青と黄色は、色相環という色のグラデーションの環の、正反対にある色です。
この関係を、補色、といいます。
補色配色は美しく見せるには技術のいる配色です。
お互いが強く個性を主張するからです。
しかし、正反対の色ということは、お互いの違いを引き立て合えるということですから、うまく使えばとても映える組み合わせになります。
上手な補色配色にする定番の方法は、どちらかの色を薄く、あるいは淡くすることです。
外壁の場合はどうでしょうか。
ネイビーの外壁塗装に補色の黄色を入れるときは、アクセントカラーとしてわずかな面積にだけ入れると失敗しないでしょう。
まとめ:大自然の色!ネイビーの外壁塗装のポイントはコレ!
海や空など大自然の色であるネイビー。
外壁塗装でも活躍する色です。
ネイビーの外壁塗装の良い点は、さわやかで上品なイメージ、リラックス効果、多くの人に好かれることです。
逆にデメリットは、汚れ、劣化、ツヤが目立つことですが、対策はあります。
汚れにくく長持ちする塗料にツヤ消し剤を入れることです。
そして、ネイビーのコーディネート例としては、白、水色、ブラウン、黄色との配色があります。
あなたがネイビーの塗装を考えているなら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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