必見!絶対に失敗しない外壁の色選び方をご紹介!
執筆者:ペイントセレクト編集長
塗装業界での長年の工事経験を元に、外壁塗装に関するお役立ち情報を発信中。読者様に正しい情報を届け、塗装に満足してもらうのが私の使命です。
「20年前に購入したマイホームの外壁がかなりくすんでしまったので塗り替えたい」
「ある程度年数が経ったし、家の外壁の色を変えて雰囲気をガラッとかえたい」
などと思っている方も多いのではないでしょうか。
また、この記事を読んでくださっている方の中には、すでに外壁の色選びについてインターネットで検索をしていて、ネット上にある「失敗例」を見て「うちもこうなるんじゃないか…」と不安になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
安心してください!今回の記事では、失敗しない外壁の色選びのコツやイチオシの外壁色などを、失敗例を交えてご紹介します。
もくじ
こんな外壁の色選びをすると失敗する?よくある失敗事例を解説!
それでは、まずはじめに色選びの失敗例をご紹介します。
実際の色味を確認せずに色選びをする
外壁の色選びをする際は、必ず実際の色味を確認するようにしてください。
なぜなら、実際の色味とインターネット上やカタログに掲載されている色味は全くといっていいほど違うからです。
例えばよくある失敗例として、「カタログで見たときはツヤがあまりないホワイトという印象だったのに、実際に塗ったらパール感が強くて少し下品な印象になってしまう」ということがあります。
あなたも、通信販売で洋服や靴などを購入したときに「思っていた素材とは違った」「写真と色味が全然違う」といった経験をしたことはありませんか?
外壁も同じで、実物の色味とインターネットやカタログの色味は異なる場合が多くあります。外壁色の場合は特に、多少の色味の違いで印象が大きく変わってしまうため、少しの違いが命取りと言えるでしょう。
インターネット上に掲載されている写真だけを見て「この色がいい!」と決めてしまう方がいますが、これはかなり外壁の色選びを失敗してしまう可能性が高いです。
周囲の外観や家の雰囲気を考慮せずに色選びをする
周囲の外観や他の家との色合いを考えずに色選びをしてしまうと、家が悪目立ちしてしまう場合があります。
周りの家がグレーや白といった大人しい雰囲気の家が多い場合や、家の周囲が自然豊かな場合には特に注意が必要です。
特に色選びにこだわりの強い方や「こんな色味のお家に住みたい!」という気持ちがあまりにも強すぎると、家が悪目立ちしてしまうという失敗を犯しやすくなります。
この失敗を防ぐためにはまず、外壁の色選びをする前に家の近所や町内をぐるっと一周しましょう。周りの景色や家をしっかり確認して、改めて自分の気に入ったカラーをもう一度見直してみてください。また、カラーだけではなく色の素材なども一緒に見直すとより一層失敗しにくいです。
汚れが目立つかどうかを考えずに色選びをする
外壁の色選びをする際に見落としてしまいがちなのが「汚れが目立ちやすいかどうか」というところです。これを見落してしまうと、雨が降ったあとに家がとても汚らしく見えてしまいますし、綺麗好きな方であれば掃除の手間がとても増えてしまいます。
家は意外と汚れやすいです。大気汚染や雨風、カビ等さまざまな原因で外壁は汚くなってしまいます。
人気が高い白や黒はとても汚れが目立ちやすく、少し泥などがついただけでも非常によく目立ってしまいます。そのため「外壁の手入れの手間を省きたい」といった方はこういった色を選ばないようにすることをおすすめします。
玄関のドアや屋根の色どの相性を考えずに色選びをする
外壁の色選びをするときには「玄関ドアやサッシに違う色を塗ることはできない」ということを頭に入れて色選びをするようにしましょう。なぜなら、玄関ドアやサッシなどのアルミ部分は塗装することはできないからです。
ついつい外壁のことばかり考えすぎてしまって、玄関ドアやサッシの色とも合うかどうか考えずに外壁色を決めてしまうと、家そのものが悪目立ちしてしまう場合があります。
ちなみに、塗装後に外壁の色と玄関ドア等の色が合わなかった場合には、外壁をもう一度塗り直すしか方法がないので、注意が必要です。
外壁の素材の性質を考慮せず色選びをする
外壁材にはやひび割れのしやすさなど素材によってさまざまな特徴があるため、ひび割れしやすい素材の場合、ひび割れしても目立ちにくい色を選ぶ!など素材の性質も考えた上で、色選びをするようにしましょう。
現在ひび割れがなくても「この外壁材と外壁色を選ぶと、20年後もしひび割れしたときに目立ってしまうかも?」といった未来のところまで考えなければ、年数が経ったときに外壁の劣化がより目立ちやすくなってしまうことがありますので、未来のことまで考えて色選びをしましょう。
流行の廃れなどを考えずに色選びをする
外壁色にも、もちろん流行があります。例えば、ワンポイントで赤などの色を入れて目立たせたもの、白ベースにネイビーのワンポイントを添えたものなど、オシャレで他の家とかぶりにくいデザインの外壁はたくさん存在します。
ですが、こういった外壁色を選ぶと場合によっては数年たつと流行遅れになってしまい「一昔前のお家」になってしまう場合があります。
そのため「この外壁素敵!」と思ったとしても、まずは一呼吸を置いて下記の3つのことを考えてみてください。
- 選ぶ色は、一時的に流行っている色なのではないか
- 10年後、この色で飽きてしまわないか
- 一生この外壁の家に住み続けるというイメージを抱けるか
これらをもう一度よく考えてみて「それでも流行廃れのない外壁色にしたい」と思ったら、周囲にも馴染みやすい流行遅れになりにくい外壁色を選ぶことをおすすめします。
外壁の色選びで失敗しないコツ3つとは?
外壁の色選びにおける3つのコツとは
- 相性の良い色の組み合わせを把握しておく
- 色選びは家族全員で行う
- 昼間や夜間でも理想通りの色になるか確認する
です!
以下で一つずつ説明していきます。
相性の良い色の組み合わせを把握しておく
外壁の色選びをするうえで「相性の良い色の組み合わせ」を把握しておくことはとても重要です。あくまでも一例ですが、相性の良い色の組み合わせをいくつかご紹介しますので、参考にしてみてください。
- ホワイト×ブラウン
- ブラック×ホワイト
- ホワイト×ネイビー
- グレー×濃いブラウン
- グレー×オフホワイト
- チョコレートブラウン×濃いグレー
- レンガ色×ホワイト
- ネイビー×オフホワイト
上記の色の組み合わせは、相性が良いとされています。
家族全員が納得できる素材と色選びをする
家族で色を選ぶときに、メインで決める人は決まっているかもしれませんが、パートナーの意見もしっかりと聞き入れていますか?
また、二世帯住宅を建てる場合には、ご両親の意見もしっかりと聞き入れていますか?家族全員が納得できる外壁材と外壁色を選ばなければ、いつか揉めてしまう可能性が高まります。
もしも、色選びなどにセンスのある方がご家族の中にいる場合には、その家族に素材選びや色選びをまかせるということはとても良い方法です。
また、知り合いに仲の良い建設関係の方がいる場合には積極的に素材や色について聞いてリサーチをしてみてもいいでしょう。
昼間や夜などあらゆる状況でも色が馴染むか確認する
色を選ぶときには、必ず昼間だけでなく夜にも選んだ色で大丈夫かどうか確認してください。これは外壁色選びにおいてかなり重要なことのひとつですので、必ず実行するようにしましょう。
また、色を選ぶときには太陽光の下で選ぶようにしてください。室内で見る色と太陽光に当たったときでは、色によってはかなり想像していたものと変わってしまう場合があります。
例えば、黄色の外壁色の場合「室内ではくすんだ感じの馴染みやすい黄色に見えたけど、太陽光の下で見たらクリーム色に近い色に見えた」という場合もあります。
室内で色を見るのと太陽光の下で色を見るのとでは、かなり印象が変わる場合が多いため必ず太陽光や夜でも理想どおりの色になるかどうかを確認するようにしましょう。
また、色選びのコツとして理想の色よりも少し濃いめの色を選ぶと、実際に外壁に色を塗ったときに全体の色が薄く見えるなどのミスが起こりにくく、失敗しにくいのでおすすめです。
失敗しにくい外壁色とは?2色ご紹介!
次に、人気の外壁色をいくつかご紹介します。外壁色選びの際にぜひ参考にしてみてください!
人気ナンバーワン「ブロークンホワイト」
引用元
https://www.oriental-h-s.jp/aboutastec/iromihon
くすんだ感じのホワイトで、どの色にも馴染みやすいことから長年人気ナンバーワンのブロークンホワイトはどの方にもとてもおすすめの外壁色です。また、完全なホワイトとは違い汚れが目立ちにくいというところも人気の理由のひとつとなっています。
ブラック系はもちろん、ブラウンやイエロー、グリーンといった色との相性も抜群です。「白は高級感があるからどうしても白にしたいけど、汚れの手入れができるか不安…」という方には特におすすめの色です。
どんな家にも馴染みやすい「ニュートラルホワイト」
引用元 https://www.oriental-h-s.jp/aboutastec/iromihon
白というよりかは、少し肌色に近い白であるため、ブロークンホワイトとはまた違う雰囲気の色です。上品な色味であることから、こちらもかなり人気が高いです。
ニュートラルホワイトの最大の特徴は、和風の家にも洋風の家にもマッチしやすいというところです。そのため、どんな外装の家かによって色の見え方が変わる魅力的な色といえるでしょう。
外壁の色選びに失敗してしまった!対処法はないの?
この記事を読んでくださっている方の中には「色選びに失敗してしまった…」という方もいらっしゃるかと思います。ここでは、そんな方に向けてこれからできる対策をご紹介します。
家の周りのコーディネートの工夫をする
「思っていた色と違って違和感がする!」と気になってしまう場合には、家の周りをオシャレにコーディネートしてみましょう。
例えば、玄関前にレトロな置物を置いたり、花壇を作って色とりどりの花を植える、夜になると光るイルミネーションを花壇の外周に沿ってセッティングするなど、家の外観を整えるだけでも家そのものの見栄えは大きく変わってきます。
「外壁の色がどうしても気になる」という方は、まずは家の周りにお気に入りのものを置いて雰囲気を変えてみましょう!
まだ塗装前であるなら、業者に早く相談する
「色選びをしたけど、やっぱり違う色に変えたい」と思った場合には、すぐに塗装業者等に連絡をして相談してください。実際にもう色を塗ってしまうと、変更ができない可能性も高くなり、費用もかさんでしまいます。
そのため、色選びをして業者に伝えた時点で「失敗した!」と思った際には、すぐに連絡して色を再度選びなおしましょう。その際は、プロである業者の意見も取り入れるとさらに失敗しにくくなります。
まとめ:失敗しないコツを学んで素敵な外壁色を選ぼう
いかがでしょうか。外壁色選びはたしかに重要かつ必要不可欠であるため「失敗したらどうしよう」と不安になったり、疲れてしまう方も多いですよね。
ですが、今回ご紹介した失敗しない外壁色選びのコツを頭にしっかりと入れておけば、素敵なあなただけの家を作ることができるでしょう!ぜひ参考にしてみてくださいね。
また、外壁塗装の色選びに絶対に失敗しないために、専門業者のアドバイスを聞くのは非常にオススメです。場合によっては色選びを任せてしまうのも一手でしょう!
無料で見積もりもできるので、まずは専門業者に連絡してみましょう。