ペイントセレクト@関西 | 塗装業者一括見積サービス

ペイントセレクト@関西|塗装業者一括見積もりサービス

外壁タイルの特徴とメンテナンスや塗装に最適な時期を解説!

外壁タイルの特徴とメンテナンスや塗装に最適な時期を解説!
a

執筆者:ペイントセレクト編集長

塗装業界での長年の工事経験を元に、外壁塗装に関するお役立ち情報を発信中。読者様に正しい情報を届け、塗装に満足してもらうのが私の使命です。

 

外壁タイルは耐久性に優れた建材です。しかし、まったくメンテナンスをしなくていいわけではありません。

 

では、どのようなタイミングでメンテナンスが必要になるのでしょうか?

 

この記事は、外壁タイルの特徴やメンテナンスについてお伝えしていきます。

 

劣化症状に合った補修方法や、タイル塗装の疑問点などを詳しく解説!外壁タイルのメンテナンスにお困りの方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

 

※関西で外壁塗装をお考えの方は、優良業者のみを厳選し、関西最安価格で見積もりをしている(最大65%off)、ペイントセレクト経由での一括見積もりをご検討ください。


外壁タイルの特徴を紹介!メンテナンスフリーって本当?

外壁タイルの特徴を紹介!メンテナンスフリーって本当?

 

タイルとは、石や砂を高温で焼き固めた建材のことです。高い耐久性をもっており、外壁だけではなく、玄関や床などの内装にも多く使われています。

 

耐久性の高さから「メンテナンスフリー」と考えている方も多いようですが、外壁タイルは定期的なメンテナスが必要です。

 

どんなに劣化しにくい建材とはいえ、タイルが汚れたり下地が劣化したりすることもあります。外壁タイルの耐久性は、決して”永久”ではないと覚えておきましょう。

 

タイルには多くの種類があり、素材や形状、サイズなどで細かく分類されます。以下では、外壁材に重要な「吸水率」で分類される3種類のタイルを紹介します。

 

種類

特徴

Ⅰ類:磁器質

・非常に硬く耐久性に優れている

・吸水率1%以下でほとんど水を吸収しない

・外壁や水廻りに最適なタイル

Ⅱ類:せっ器質

・磁器質より硬さは劣るが、表面に加工を施せるタイル

・吸水率5%以下で水を吸収しにくい

・デザイン性のある外壁に仕上げたい場合に適している

Ⅲ類:陶器質

・細かい穴がたくさん空いているため吸水性が高い

・吸水率22%以下で主に内装に使われるタイル

・釉薬(うわぐすり)で着色することも可能

 

外壁タイルを選ぶメリットは?3つご紹介します

外壁タイルは丈夫な建材!どんなところが優れているの?

 

外壁タイルの大きな特徴は「耐久性の高さ」と説明しましたが、優れている点はそれだけではありません。

 

この章では、外壁タイルの良いポイントを3つ紹介します。

 

  1. 無機質ならではの「耐候性」
  2. JIS規格で証明されている「耐水性」
  3. 劣化を防ぐ「耐傷性」と「防汚性」

 

どのようなところが優れているのか、以下で詳しく見ていきましょう。

 

メリットポイント1|無機質ならではの「耐候性」

外壁タイルの良質ポイント1つめは、無機質ならではの「耐候性」をもっていることです。

 

タイルは無機質な建材のため、紫外線や雨風の影響を受けにくいことがポイント。耐用年数はおよそ40年と非常に長く、メンテナンスフリーと勘違いする方が多いのも頷けますね。

 

なぜ無機質な建材は、劣化が起こらないのでしょうか。無機質と有機質の違いを以下にまとめました。

 

  • 無機質:石や砂など自然界に存在し続けられる天然物資【経年劣化しにくい】
  • 有機質:樹脂やプラスチックなどの化学物質【経年劣化する】

 

たとえば”道端に落ちている石”や”窓ガラス”などは、何十年も劣化しませんよね。これは石やガラスが「無機質」だから。タイルも無機質なので、経年劣化が起きにくいのです。

 

一般的な塗料のメンテナンス時期が築10年と言われているのは、塗料は「有機物」である樹脂でできているからです。年月が経てば劣化するため、塗装メンテナンスが必要になります。

 

メリットポイント2|JIS規格で証明されている「耐水性」

外壁タイルの良質ポイント2つめは、JIS規格で証明されている「耐水性」をもっていることです。

 

外壁タイルは水をほとんど吸わないため、雨漏りや凍害の心配がありません。その耐水性の高さはJIS規格で証明されており、Ⅰ類、Ⅱ類、Ⅲ類で吸水率が異なります。

 

タイルの種類

JIS規格が定めた吸水率

Ⅰ類:磁器質

3.0%以下

Ⅱ類:せっ器質

10.0%以下

Ⅲ類:陶器質

50.0%以下

 

このように、外壁タイルの吸水率は非常に低いです。では、一般的な外壁材と比べてどれだけ耐水性に優れているのでしょうか。

 

サイディングなどの一般的な外壁は、素材自体にそもそも防水性がありません塗装を施して防水性をもたせていますが、塗料の劣化にともない防水性が失われて水を吸い込みます。

 

サイディングの吸水性の高さは、24時間吸水させると1.2~1.5倍の重さになるほどです。元の重さに戻るには、自然乾燥でおよそ3日間の期間を要します。水を吸い込みやすいだけではなく、乾燥しにくい素材です。

 

しかし外壁タイルは、塗装をしていなくても水をほとんど吸い込みません。それだけ、耐水性に優れた建材なのです。

 

また、外壁に適しているタイルは吸水率10%以下の「Ⅰ類」と「Ⅱ類」になります。

 

メリットポイント3|劣化を防ぐ「耐傷性」と「防汚性」

外壁タイルの良質ポイント3つめは、劣化を防ぐ「耐傷性」と「防汚性」もっていることです。

 

外壁タイルは、電動ドリルを使っても穴をあけられないほど硬い建材です。傷がつきにくいだけではなく、傷による劣化も防げます。

 

またタイルの表面は水に馴染みやすいため、雨水で汚れが洗い流されることもポイント。静電気が起きにくく、ほこりの付着も防いでくれます。

 

外壁タイルが美しさや丈夫さを長期間保てるのは、劣化要因となる傷やほこりがつきにくい性質をもっているからなのです。

 

外壁タイルはメンテナンスフリーではない!どんなときに補修が必要?

外壁タイルはメンテナンスフリーではない!どんなときに補修が必要?

 

外壁タイルは耐久性に優れていますが、メンテナンスフリーではありません。

 

確かにタイルは劣化が起こりにくい外壁です。しかし下地となるモルタル材は劣化するため、外壁タイルでも定期的にメンテナンスをおこなわなければいけません。

 

タイルを外壁に接着する施工方法は、大きく分けて2つあります。

 

  • 湿式工法:モルタルを接着剤としてタイルを貼り付ける工法
  • 乾式工法:弾性接着剤を使用してタイルを貼り付ける工法

 

モルタルは気温や湿度の変化に弱く、ひび割れしやすい素材です。タイルが劣化していなくても、モルタルの劣化が原因でメンテナンスが必要になります。

 

2006年以降は弾性接着剤による乾式工法が主流になったため、湿式工法よりも劣化を抑えられるようになりました。

 

とはいえ、弾性接着剤が劣化しないわけではありません。定期的に点検やメンテナンスおこなうようにしましょう。

 

また、関西で外壁タイルのメンテナンスを希望される方はペイントセレクトを利用してみてください。数ある業者の中から信頼できる業者を選ぶことができます。相見積もりも手間なく楽におこなえるので、悪徳業者との契約リスクを避けることが可能です。


以下では、外壁タイルのメンテナンスが必要となる「4つの劣化症状」を紹介します。

 

劣化症状1|タイル表面が白く汚れている

メンテナンスが必要となる劣化症状1つめは「タイル表面の白い汚れ」です。

 

タイルの表面が白く汚れる現象を「エフロレッセンス」または「白華現象」と呼びます。

 

エフロレッセンスの原因は、タイルの隙間から雨水が侵入して、モルタルに含まれる水酸化カルシウムが溶けて表面に現れることで起こります。

 

建物に大きな影響はあたえませんが、現象が起きている箇所の性能が低下している可能性があります。早めに専門業者に点検・メンテナンスを依頼しましょう。

 

劣化症状2|下地や目地のひび割れや傷み

メンテナンスが必要となる劣化症状2つめは「下地や目地のひび割れや傷み」です。

 

外壁タイルの下地に使用されるモルタルは、ひび割れしやすい素材です。ひび割れを放っておくと、タイルの浮きや剥がれが起こる恐れがあります。

 

モルタル内部から劣化する場合もあるので、ひび割れを見つけたら早めに補修をおこないましょう。

 

外壁タイルの伸縮目地がコーキングの場合は、築5~10年ほどで補修が必要になります。コーキングとは、外壁材の隙間を埋める樹脂材のこと。経年劣化により、ひび割れや剥がれが起こります。

 

コーキングの劣化を放置しておくと、雨水が染み込んで雨漏りの原因となり危険です。早めに補修をおこないましょう。

 

外壁のコーキングについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。


参考記事:知らなかった!外壁塗装でコーキングが欠かせないわけとは?

 

劣化症状3|タイルの浮きや剥がれ

メンテナンスが必要となる劣化症状3つめは「タイルの浮きや剥がれ」です。

 

タイルが浮く理由として、以下の2つのパターンが考えられます。

 

  • タイルと下地の接着が弱くなり浮いている場合
  • モルタル下地ごと剥がれて浮いている場合

 

これらは寒暖差や雨風の影響を受けて、経年劣化で起こる症状です。しかし新築数年で浮きや剥がれが起きた場合は、施工不良の可能性が高いでしょう。

 

放っておくと地面に落下するだけではなく、歩行している人がいたら2次被害に発展する恐れもあります。

 

早急に補修をおこなうことが大切です。

 

劣化症状4|タイルのひび割れや欠落

メンテナンスが必要となる劣化症状4つめは「タイルのひび割れや欠落」です。

 

タイルは傷つきにくい外壁ですが、強い衝撃を受けてひび割れや欠落を起こすこともあります。

 

そのまま放っておくと雨水が侵入して、タイルと下地の接着力が失われます。やがて剥がれにつながるため、早急に補修をおこなうことが大切です。

 

外壁タイルの施工方法を紹介!塗装工事は必要なの?

外壁タイルの施工方法を紹介!塗装工事は必要なの?

 

外壁タイルに劣化がない場合は、年に1回を目安に水洗いでお手入れしましょう。

 

ホースなどで外壁に水をかけ、やわらかいスポンジやブラシで汚れを落とすだけで十分です。家庭用の高圧洗浄機があると、楽に汚れを落とせますよ。

 

ただし、下地やタイルに劣化症状がみられる場合は、症状に合った補修をおこなう必要があります。

 

定期的なメンテナンスと劣化補修の方法

外壁タイルの定期的なメンテナンスと劣化補修の方法を、以下で詳しく見ていきましょう。

 

補修項目

補修方法

コーキング補修

・5~10年の定期的なメンテナンスが必要

・古いコーキングを剥がし、清掃や下地調整をする

・プライマーを塗り、新しいコーキング材を埋める

・シール材を充填して表面を平らに仕上げる

モルタル補修

・ひび割れしているモルタルが全部見えるまでタイルを剥がす

・ひび割れ部分を削り、内部を清掃してコーキング材で埋める

・仕上げにセメントで塞いで補修する

浮き補修

・目地に開けた穴に樹脂を詰めて、下地とタイルを固定する

「ピンニング工法」で補修する

・タイルが大きく浮いている場合は、一度剥がしてモルタルで張り直す

タイル交換

既存タイルと同じものがなければ、似ているタイルで対応する

サンダーで削って大きさや厚みを調整して、モルタルでタイルを貼り付ける

 

外壁タイルの補修には、専門的な技術や知識が必要です。必ず専門業者に依頼してください。

 

外壁タイルに塗装工事は必要ない

外壁タイルは耐久性が高いため、塗装工事は必要ありません。しかし、美観目的で「クリア塗装」をするケースもあります。

 

注意点としては、外壁塗装を一度おこなうと定期的に塗り替えが必要になることです。

 

耐久性の高い無機塗料でも、耐用年数は15~20年ほどです。耐用年数40年のタイルに塗装をしなくても、十分な耐久性はもともと備わっています。

 

それでも「艶を出して美観を高めたい」と考えるのであれば、専門業者にしっかり相談することをおすすめします。

 

外壁塗装のクリア塗料について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

 

参考記事:人気のクリア塗料で外壁塗装をしたい!メリットやデメリットは?

 

外壁タイルの補修費用はどれくらいかかるの?

外壁タイルの補修費用はどれくらいかかるの?

 

外壁タイルの初期費用は300万円ほどかかります。しかしタイル自体は劣化が起こりにくいので、メンテナンスは定期的な部分補修で済むケースが多いでしょう。

 

補修の内容にもよりますが、外壁タイルの補修費用の平均は30~50万円ほどです。10年に1度補修をした場合、30年間の総額は90~150万円になります。

 

塗装メンテナンスが必要なサイディングの初期費用は150万円ほどですが、1回のメンテナンスに100万円ほどかかります。

 

10年ごとに塗装が必要なので、30年間の総額は300万円ほど。タイル補修費用のおよそ2~3倍もかかるのです。

 

外壁タイルは初期費用は高いが、メンテナンスコストをおさえられる建材になります。

 

定期的なメンテナンスと劣化補修の費用相場

外壁タイルの定期的なメンテナンスにかかる費用は、以下のとおりです。

メンテナンス内容

費用相場

高圧洗浄

10年前後で要メンテナンス

高圧洗浄:200~300円/平方メートル

足場費用:700~1,100円/平方メートル

目地補修

5~10年で要メンテナンス

コーキング打ち替え:700~1,200円/メートル

モルタル目地補修:500~700円/箇所

足場費用:700~1,100円/平方メートル

 

外壁タイルが劣化した場合にかかる補修費用は、以下のとおりです。

メンテナンス内容

費用相場

タイルの浮き補修

エポキジ樹脂:500~900円/箇所

モルタル左官:1,000~2,000円/平方メートル

タイルの剥がれ補修

接着剤:500~700円/箇所

モルタル左官:1,000~2,000円/平方メートル

タイルのひび割れ補修

タイル交換:500~1,000円/枚

モルタル左官:1,000~2,000円/平方メートル

外壁タイルを塗装する場合の費用相場

外壁タイルをクリア塗装する場合の費用は、以下のとおりです。

塗料の種類

耐用年数

単価(平方メートル)

総工事費用(40坪)

ウレタン

8~10年

1,700~2,200円

60万~90万円

シリコン

10~12年

2,200~3,000円

75万~110万円

フッ素

12~15年

3,800~4,800円

95万~125万

無機

15~20年

4,500~5,000円

105万~130万円

まとめ:外壁タイルは丈夫で長持ち!定期的な点検とメンテナンスを心掛けよう

外壁タイルは丈夫で長持ち!定期的な点検とメンテナンスを心掛けよう

 

外壁タイルは耐久性優れた外壁材ですが、定期的な点検やメンテナンスが必要になります。

軽い症状だと見た目で判断しづらいため、打診検査をしてもらいましょう。

 

外壁タイルの点検や補修は、専門的な技術や知識が必要です。実績のある業者に依頼して、適切な工事をおこなってください。

 

また、関西で外壁タイルのメンテナンスを希望される方はペイントセレクトを利用してみてください。数ある業者の中から信頼できる業者を選ぶことができます。相見積もりも手間なく楽におこなえるので、悪徳業者との契約リスクを避けることが可能です。

 


「絶対損をさせない!
お得な塗装業者選びガイド」
無料小冊子プレゼント中!

まずは無料資料を
ダウンロードする

無料でプロに

相場や業者依頼の相談をする

    物件種別 必須

    お名前 必須

    電話番号 必須

    お電話でも
    ご相談いただけます

    072-200-3055(受付:平日9:00~17:00)